椎間板ヘルニアを克服するためには、まず基本的な治療法をしっかり守って実行していくことが大切です。
急性期、慢性期の治療法に分け、急性期では消炎鎮痛剤や筋弛緩剤を内服したり、炎症による痛みには冷やす処置をします。またコルセットなどで固定したり、痛みをコントロールするためにブロック注射を打ちます。
また急性期を過ぎたあとは、どれくらい症状が改善されているかで対処方法が変わります。痛みがひどい場合はコルセットを続け、ブロック注射も続けなければならないケースですし、急性期の保存療法で軽快した場合はリハビリを行うことができます。
リハビリは椎間板ヘルニア克服のためにとても大切で、体幹の筋肉を鍛えたり、足腰の筋肉を柔軟にすることで椎間板ヘルニアを克服して普通の生活に戻れる可能性が増します。
また多くの場合は数カ月くらいで縮小、あるいは消失するものと言われますが、数年間も克服できずにいる方はたくさんいます。リハビリによって骨の変性を治し、体調を整えていくことはとても大切です。
椎間板ヘルニアを克服するのにもっとも大切なのは治療を継続することです。どんなに効果が高い治療法でも継続できなければ意味がありません。
リハビリであれば毎日続けることが大事ですし、生活習慣の調整ももちろん同じです。慢性期にしっかりしたケアをせずに重症化してしまった場合は、手術をしなければなりません。また手術で回復したとしても、日常生活のケアを怠るとまた再発するのが椎間板ヘルニアという病気です。
また椎間板ヘルニアでは坐骨神経痛という症状が起こります。下肢にしびれや痛みが起こります。半年も続く例もありますので、椎間板ヘルニアを克服するために日常的にどう対処すべきかをよく考えることが大事です。